英 文 和 訳  099

Glaciers are melting, sea levels are rising, cloud forests are dying, and wildlife is scrambling to keep pace. It has become clear that humans have caused most of the past century's warming by releasing heat-trapping gases as we power our modern lives. Called greenhouse gases, their levels are higher now than at any time in the last 800,000 years. (National Geographic より引用  099~110)

Glaciers are melting, sea levels are rising, cloud forests are dying, and wildlife is scrambling to keep pace.
glacier   氷河
wildlife   野生生物
✎ cloud forest 「雲霧林」   熱帯や亜熱帯地域の山地で霧が多く湿度の高い場所に発達する常緑樹林のこと。
✎ scramble to do 「先を争って…しようとする,  …しようと躍起になる」 (Companies are scrambling to develop new techniques.  各社は新しい技術を開発しようと躍起になっている。)
✎ keep pace 「歩調を合わせる, (競争などに遅れずに)ついていく,  後れを取らない, (変化などに)対応する」 (They all feel pressure to keep pace.  彼らは皆、後れを取らないようプレッシャーを感じている。     We have to keep up with technological progress.  私たちは技術の進歩についていかなければならない。)
✎ wildlife is scrambling to keep pace 「野生生物は(変化に)適応すべく懸命になっている」
☞ 氷河は溶け、海面は上昇し、雲霧林は死滅しつつあり、野生生物はそうした変化に適応すべく懸命になっている。

It has become clear that humans have caused most of the past century's warming by releasing heat-trapping gases as we power our modern lives.
release   解放,  解き放すこと,  解除,  免除,  発表,  公開,  発売,  放出,  …を釈放する,  …を自由にする, …を放つ,  …を発射する,  …を投下する,  …を解き放つ,  …を吐き出す,  …を発売する,  …を公開する,  …を発表する
lives   生命,  生活,  人生 (life の複数形)
✎ it has become clear that … 「…ということが明らかになっている」
✎ humans have caused most of the past century's warming by releasing heat-trapping gases 「人間が、熱を閉じ込めるガスを放出することによって、過去 1 世紀の温暖化のほとんどを引き起こしてきた  /  過去 1 世紀の温暖化の大部分は、人間が熱を閉じ込めるガスを放出することによって引き起こされてきた」
✎ heat-trapping gas 「熱を閉じ込めるガス,  温室効果ガス」
✎ as we power our modern lives 「人間が現代生活に(欠かせない)電力を供給する時に」   この power は、他動詞で、「…に電力[動力]を供給する, …に活力を供給する, …を推進する」の意。
☞ 過去 1 世紀の温暖化の大部分は、人間が、現代生活に欠かせない電力を供給する際に、熱を閉じ込めるガスを放出することによって引き起こされてきたことが明らかになっている。

Called greenhouse gases, their levels are higher now than at any time in the last 800,000 years.
✎ greenhouse gas 「温室効果ガス」
✎ Called greenhouse gases は、分詞構文である。 文脈から、その意味上の主語は、前文にある heat-trapping gases と判断できるが、主文の主語である their levels とは一致しておらず、文法規則に沿わない例外的な表現であり、懸垂分詞構文と呼ばれる。 分詞構文においては、通例、その主語と主文の主語が一致しない場合には、独立分詞構文として、分詞の前に主語を置くが、この懸垂分詞構文は、分詞の前に主語を置かない。 (Walking through the park, a flower bed came into view.  公園を歩いていると、花壇が見えてきた。) 
☞ そのガスは、温室効果ガスと呼ばれ、その濃度のレベルは、過去 80 万年のどの時期よりも高い。

 

氷河は溶け、海面は上昇し、雲霧林は死滅しつつあり、野生生物はそうした変化に適応すべく懸命になっている。過去 1 世紀の温暖化の大部分は、人間が、現代生活に欠かせない電力を供給する際に、熱を閉じ込めるガスを放出することによって引き起こされてきたことは明らかになっている。そのガスは、温室効果ガスと呼ばれ、その濃度のレベルは、過去 80 万年のどの時期よりも高いのである。